診療時間
火・水・金曜 10:00-14:00 / 16:00-19:00
土曜 10:00-13:00 / 15:00-18:00
休診 月曜・木曜・日曜・祝日
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表は肺がんをモデルに、結核菌を用いた樹状細胞療法による5年生存率を表しています。大阪国際がんセンター(元大阪成人病センター)によると、病期Ⅰ・Ⅱをはじめ、進行したⅢ-A・Ⅲ-Bの場合でも高い水準となっています。
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この治療法は副作用の少ない治療法で知られています。接種による重大な事故は、現在に至るまで報告されていません。患者さんの身体や経済的な負担を抑え、より効率的ながん治療が期待できます。
腋窩(わき)や鼠径部(足の付け根)の周囲のリンパ節の周囲に皮内注射を行うことで投与します。投与部位には発赤や硬結、潰瘍などの反応が出ます。免疫反応が大きいかたは跡が残りやすいため、患者様が打ちたい場所はお気軽に相談してください。
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大阪大学・大阪成人病センター(現 大阪国際がんセンター)・北新地さくらクリニックでの治療経験に基づき、免疫療法は細菌感染症(結核・MRSA・多剤耐性菌感染症など)の治療にも効果的です。また、気管支喘息、花粉症、アトピー皮膚炎などのアレルギー性疾患に対する効果も期待できます。
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がん治療と並行して行うことで相乗効果が期待できます。また、家族歴からがんのリスクが高いと考えられる場合も、樹状細胞療法により免疫力を高め、がんや感染症の予防をめざせます。
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結核菌を用いた樹状細胞療法とリンパ節郭清手術の併用により、卵巣がんや子宮頸がんの治療効果が期待できます。
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結核菌を用いた樹状細胞療法は、皮膚のランゲルハンス細胞を直接刺激し、toll様受容体-2と結合し、樹状細胞に変えます。樹状細胞はリンパ管を経てリンパ節に到達後、がん細胞・バクテリア・ウイルスなどを貪食(どんしょく)し、特有の形状を持つ抗原になります。
抗原をリンパ節の外から入るT細胞に渡すことで、抗体となる「抗リンパ球」が作られ、がん細胞・バクテリア・ウイルスなどの活動を抑制する効果が期待できます。免疫細胞を活性化させるという点で、免疫療法はワクチンに近い働きをするのです。
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