銀座がん医療クリニック(がん免疫療法/東京)

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白金製剤の副作用とその対策:徹底解説

白金製剤は多くの癌に対して効果的な治療法ですが、その副作用も無視できません。本記事では、白金製剤の副作用に焦点を当て、その対策について詳しく解説します。

白金製剤とは

白金製剤の基本情報

白金製剤は、抗がん剤の一種であり、白金を含む化合物です。DNA合成を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制する効果があります。白金製剤は、1970年代に開発され、現在では、様々な種類のがん治療に用いられています。

な種類と特徴

白金製剤には、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチンなど、様々な種類があります。それぞれの製剤は、化学構造や作用機序が異なり、効果や副作用も異なります。 シスプラチンは、最も一般的な白金製剤であり、幅広い種類のがんに効果があります。カルボプラチンは、シスプラチンよりも副作用が少なく、腎臓への負担も少ないのが特徴です。オキサリプラチンは、大腸がんに効果が高い製剤です。

白金製剤の使用目的

白金製剤は、様々な種類のがん治療に用いられています。主な使用目的は以下の通りです。

* 固形がんの治療
* 血液がんの治療
* 再発がんの治療
*進行がんの治療
* 術後補助療法
* 新規治療法の開発

白金製剤の副作用一覧

シスプラチンの副作用

シスプラチンは、他の白金製剤と比べて副作用が強いことが知られています。主な副作用は以下の通りです。
* 悪心・嘔吐
* 腎臓障害
*末梢神経障害
* 聴覚障害
* 血小板減少
* 白血球減少
* 脱毛
* 口内炎
* 肝機能障害
* 肺障害
* アレルギー反応

カルボプラチンの副作用

カルボプラチンは、シスプラチンよりも副作用が少なく、腎臓への負担も少ないのが特徴です。しかし、シスプラチンと同様に、様々な副作用が起こる可能性があります。主な副作用は以下の通りです。

*悪心・嘔吐
* 血小板減少
* 白血球減少
* 脱毛
* 口内炎
* 肝機能障害
* 肺障害
* アレルギー反応

この異物とは、ウイルスなどの感染症の場合もあれば、がん細胞などの、体の中の異常な細胞を指す場合もあります。

その為、免疫力があがることで、感染症、癌の予防に役立てることが可能となります。

オキサリプラチンの副作用

オキサリプラチンは、シスプラチンやカルボプラチンと比べて、神経障害を起こしやすいのが特徴です。主な副作用は以下の通りです。

*末梢神経障害
*悪心・嘔吐
* 下痢
* 腸閉塞
* 肝機能障害
* 肺障害
* アレルギー反応

副作用の軽減策

白金製剤の副作用を軽減するためには、適切な栄養摂取が重要です。特に、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、セレンなどの栄養素は、副作用の軽減に効果が期待されています。 *ビタミンB群は、神経機能の維持に役立ち、末梢神経障害の予防に効果が期待されています。 *ビタミンCは、免疫機能の強化に役立ち、感染症の予防に効果が期待されています。 *ビタミンEは、抗酸化作用があり、細胞の損傷を防ぐ効果が期待されています。 * 亜鉛は、免疫機能の強化、細胞の修復、味覚・嗅覚の維持に役立ちます。 *セレンは、抗酸化作用があり、細胞の損傷を防ぐ効果が期待されています。

ライフスタイルの改善

生活習慣の改善も、副作用の軽減に役立ちます。
*十分な睡眠
* 適度な運動
*ストレスの軽減
* 禁煙
* 適度な飲酒

治療の経過と展望

治療のモニタリング

白金製剤の治療中は、定期的に血液検査や尿検査、画像検査などを行い、副作用の発生状況や治療効果をモニタリングする必要があります。副作用が認められた場合は、適切な処置が行われます。

最新の研究成果

近年では、白金製剤の副作用を軽減するための新たな治療法や薬剤の開発が進められています。また、白金製剤の効力を高めるための研究も盛んに行われています。

今後の展望

白金製剤は、がん治療に重要な役割を果たしていますが、副作用が強いという課題があります。今後の研究開発により、副作用が少なく、効果の高い白金製剤が開発されることが期待されています。

まとめ

総括と推奨される対策

白金製剤は、がん治療に有効な薬剤ですが、様々な副作用が起こる可能性があります。副作用を軽減するためには、適切な栄養摂取、生活習慣の改善、薬物療法などが重要です。治療中は、定期的に副作用の発生状況や治療効果をモニタリングし、必要に応じて適切な処置を受けることが大切です。

この記事の監修者

銀座がん医療クリニック 医師

医師・医学博士、MD・PhD

岩手医科大学大学院卒業後、東京医科大学病院で癌の化学療法の研究を続け、新規の薬剤使用方法の提案を行う。癌患者への結核菌を用いた樹状細胞療法の医師主導治験を大阪大学の医師らと実施。
また、世界初となる呼気(吐いた息)を使用した乳癌検出技術に関し、イスラエル企業と実用化に向けて東京女子医科大学をはじめとする病院群で臨床試験を実施中。 呼気検査という侵襲の低い検査体系で多くの人の早期発見に向けてスクリーニングの改革を進めている。

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