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最近、抜け毛が増えてきて不安…
AGA治療薬って効果あるのかな?
このような悩みを持つ方のために、AGA(男性型脱毛症)治療薬について詳しく解説します。
効果や副作用、料金相場、そして購入方法まで徹底的に紹介していきますので、薄毛治療を検討している方はぜひ参考にしてください。
岩手医科大学大学院卒業後、東京医科大学病院で癌の化学療法の研究を続け、新規の薬剤使用方法の提案を行う。癌患者への結核菌を用いた樹状細胞療法の医師主導治験を大阪大学の医師らと実施。
また、世界初となる呼気(吐いた息)を使用した乳癌検出技術に関し、イスラエル企業と実用化に向けて東京女子医科大学をはじめとする病院群で臨床試験を実施中。
呼気検査という侵襲の低い検査体系で多くの人の早期発見に向けてスクリーニングの改革を進めている。
AGA治療に使われる薬は、大きく分けて「薄毛の進行を抑える薬(守り)」と「発毛を促進する薬(攻め)」の2種類があります。
前者は主にフィナステリドやデュタステリドといった飲み薬で、抜け毛の原因となる男性ホルモンを抑制して薄毛の進行を防ぎます。
後者はミノキシジル(外用薬・内服薬)などで、頭皮の血流や毛包に作用して新たな発毛を促します。
フィナステリドはAGA治療で最初に承認された内服薬で、プロペシア(商品名)としても知られています。
その作用機序は、毛根で男性ホルモンのテストステロンを脱毛ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する酵素「5αリダクターゼ(II型)」を阻害することにあります。
DHTはAGAの原因物質であり、これを減少させることでヘアサイクルを正常化し抜け毛の進行を抑制します。つまり、現状ある髪を守る薬と言えるでしょう。
フィナステリドの効果は比較的ゆっくり現れます。
日本皮膚科学会のガイドラインでも強く推奨される治療薬であり、多くの患者さんで6か月ほど継続することで抜け毛の減少や髪質の改善が見られます。早い人では3ヶ月、一般的には6ヶ月程度で発毛効果を実感し始め、ほとんどの方は1年以内に何らかの改善を感じるようになります。
即効性はありませんので、根気強く継続することが重要です。
フィナステリドは比較的安全性の高い医薬品とされています。
報告されている主な副作用としては、性欲の減退やED(勃起不全)、射精障害、精液量の減少などが知られています。しかし臨床試験では性機能低下は1~2%程度、肝機能数値の異常は0.2~0.5%程度と低い発生率となっています。
体質によっては軽い倦怠感や発疹が出ることもありますが、多くの場合、服用を中止すれば改善する可逆的なものです。
安全に使用するためには、定期的に肝機能検査を受けるなど、医師の指導の下で服用することをお勧めします。
フィナステリドの料金相場は1ヶ月あたり約8,000円(先発品プロペシア)です。ジェネリック医薬品を選べば月約4,000円程度まで抑えられます。
現在は複数の後発医薬品が市場に出ており、成分や効果は同等でありながら価格が抑えられているため、経済面を考慮してジェネリックを選ぶのも一つの選択肢です。
フィナステリドと同様に5αリダクターゼを阻害する薬ですが、フィナステリドが主にII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方の5αリダクターゼを強力に阻害します。
そのため、より強力にDHTの産生を抑制でき、フィナステリドより高い脱毛抑制効果が期待できるとされています。
デュタステリドは特にフィナステリドで十分な効果が得られなかった場合や、進行度の高いAGAに対して用いられることがあります。ただし、現時点でフィナステリドとデュタステリドの効果差については諸説あり、「有意な差がなかった」とする報告もあります。
したがって、誰にでもデュタステリドが優れるとは言えませんが、生え際を含む広範な薄毛にはデュタステリドが有効との臨床経験も報告されています。
適切な医師の判断のもとで選択することが重要です。
デュタステリドの副作用はフィナステリドと類似しており、勃起不全、射精障害、性欲減退、肝機能障害などが挙げられます。
フィナステリドより作用が強い分、副作用リスクもわずかに高い可能性がありますが、その頻度自体は低く抑えられています。
注意すべき点として、服用中は献血ができないという制限があります。これは血液を介して妊婦に成分が移行する恐れがあるためです。
処方を受ける際には医師の指示をよく守るようにしましょう。
デュタステリドの料金相場は1ヶ月あたり約10,000円(先発品ザガーロ)、ジェネリックでは月約7,000円程度が目安となります。
こちらも複数のジェネリック医薬品が販売されていますので、費用負担を抑えたい場合は医師に相談すると良いでしょう。
ミノキシジルは発毛を促すための薬で、「攻め」の治療薬にあたります。
元々は血管拡張薬として開発され、高血圧の治療などに使われていましたが、副作用で多毛(体毛が濃くなる)の報告が多数あったことから発毛剤として再利用されました。
日本国内ではミノキシジルの外用薬(塗り薬)が一般用医薬品として認可されており、ドラッグストアでリアップなどの市販育毛剤として購入することができます。
ミノキシジル外用薬の作用機序は完全には解明されていませんが、主に頭皮の血行を改善し、休止期の毛包を刺激して成長期に移行させる働きがあります。
具体的には、血管拡張による毛根への血流増加、毛母細胞(髪を作る細胞)のアポトーシス(自然死)の抑制、発毛因子(IGF-1やVEGFなど)の産生促進といった作用が確認されています。
効果としては発毛を促進する点で優れており、フィナステリドなど「守りの薬」と併用すると相乗効果が期待できます。単独でも一定の発毛効果がありますが、AGAの根本原因(DHT)には作用しないため、可能であれば抜け毛抑制薬との併用が推奨されます。
日本皮膚科学会のAGA治療ガイドラインでもミノキシジル外用薬は男性・女性ともに推奨度A(強く勧められる)と評価されており、薄毛治療の基本的な選択肢の一つとされています。
ミノキシジル外用薬の副作用としては、頭皮のかぶれ・かゆみ・発疹など塗布部位の皮膚トラブルが報告されています。成分により刺激を感じる場合もあるため、敏感肌の方は低濃度から試すとよいでしょう。
また、使用初期に一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。これは毛周期が切り替わる際に古い毛が抜け落ちる現象で、副作用というよりも薬が効き始めたサインと言われています。初期脱毛は一過性で数週間~1ヶ月ほどで落ち着くのが通常です。
慌てて使用を中断せず、継続することで新たな毛が生えてくるので心配しすぎないようにしましょう。
ミノキシジル外用薬の料金相場は1ヶ月あたり約5,000円が目安です。市販の外用ミノキシジル(一般用医薬品)は濃度1~5%程度ですが、クリニック処方では濃度や配合成分を調整した外用薬が処方される場合もあります。
費用は濃度や製剤によって多少異なりますが、概ね同程度の価格帯となっています。なお、女性の場合は濃度2%前後のものが用いられることが多く、安全性に配慮されています。
ミノキシジル内服薬(通称「ミノタブ」)は、上記の塗り薬を経口投与できるようにしたものです。日本では発毛目的での承認は受けておらず未承認医薬品ですが、一部のAGAクリニックでは医師の判断により処方されています。
内服することで全身的に作用し、外用よりも強力な発毛効果が現れやすい反面、リスクも伴います。
作用機序自体は外用と同じく血管拡張・成長因子産生促進による発毛効果ですが、飲み薬は体の内部から作用するため頭皮以外の血管にも影響を及ぼします。
ミノキシジル内服薬は、適切に使用すれば外用薬以上の発毛効果が期待できます。特にAGAがかなり進行しているケースで、外用薬とフィナステリドの併用でも十分な効果が得られない場合に検討されることがあります。
しかし、発毛効果が高いとはいえ万能薬ではなく、効果には個人差があります。また女性への安全性も確立されていないため、基本的に女性は使用できません(妊娠の可能性がある女性は絶対禁忌です)。
内服ミノキシジルの使用可否については、医師と十分に相談した上で判断する必要があります。
ミノキシジル内服薬は全身に作用するため、心臓への負担や血圧低下などの副作用リスクがあります。具体的な副作用として、血圧低下によるめまい・動悸、むくみ、体毛の濃化(多毛症)などが報告されています。
これらの副作用は用量依存的であり、高用量を服用するとリスクが高まります。医師の指示のもと適切な低用量から開始し、副作用が出現しないか経過を見ながら調整する必要があります。
なお、ミノキシジル内服薬はあくまで医師の裁量による処方であり、個人輸入で自己判断での入手・使用は大変危険です。国内未承認のため正確な日本語の添付文書もなく、万一副作用が出ても公的な救済を受けられない可能性があります。必ず専門クリニックで相談するようにしましょう。
ミノキシジル内服薬の料金相場はクリニックによって異なりますが、1ヶ月あたり7,000~8,000円程度が目安となります。未承認薬のため保険適用外であることは当然ながら、クリニックごとに価格設定も異なります。
処方を受ける際には料金についても確認するとよいでしょう。
AGA治療薬は種類が多く、「結局どれを使えばいいの?」と迷うこともあるでしょう。選択のポイントとして、以下のような観点から考えることをお勧めします。
まだ薄毛が目立たない初期で「抜け毛予防」が主目的なら、まずはフィナステリドなど守りの薬から始めるのが一般的です。
一方、すでに薄毛がはっきりしていて発毛を促したい場合は、フィナステリド/デュタステリドによる進行抑制に加えてミノキシジルによる発毛促進を併用するなど、攻めと守りを組み合わせる必要があります。
AGAは進行度に応じて適した治療法が異なるため、今の状態を専門医に診てもらうことが大切です。
デュタステリドは効果が強力な反面、フィナステリドより副作用リスクがやや高い可能性があります。そのため、副作用が心配な初心者の方はまずフィナステリドから開始し、十分な効果が得られなければデュタステリドに変更するといった段階的なアプローチがおすすめです。
一方で進行が早いAGAの場合、初めからデュタステリドを選択するケースもあります。
副作用の出方は個人差が大きいため、実際に使用しながら判断していくことになります。
AGA治療は長期継続が前提のため、経済的に無理なく続けられるかも重要な要素です。例えばフィナステリドには安価なジェネリックがあり、月々の薬代を抑えることができます。
また、塗り薬のミノキシジルは手間がかかるものの副作用が局所に限られる利点があり、逆に飲み薬は手軽ですが全身作用ゆえの副作用リスクがあります。
ご自身のライフスタイルや許容できるリスクに合わせて選ぶと良いでしょう。
AGA治療費について気になる方は、「AGA治療費用相場はどれくらい?薄毛治療は保険適用される?安く抑える方法は!」をご覧ください。
女性の場合、フィナステリドやデュタステリドは男性ホルモンに作用する薬のため服用できません。女性のAGA(FAGA)にはミノキシジル外用が第一選択となります。
また、男性であっても未成年にはこれらの薬は原則使用されません。安全性が確立されていないためです。20歳以上であっても、高齢で他に持病がある方は薬の影響を考慮する必要があります。
必ず医師に自分の健康状態を伝え、適切な薬を選んでもらいましょう。
最終的にはAGA治療の専門クリニックで相談するのが一番確実です。専門医は毛髪のプロですので、あなたの薄毛のタイプや進行度、体質に合わせて最適な治療プランを提案してくれます。
自己判断でネットの情報に飛びつく前に、まずは診察を受けることをおすすめします。
以上のポイントを踏まえると、基本的には「薄毛予防薬+発毛促進薬」の併用が最も効果的とされています。例えば「20代の初期AGAならフィナステリド単剤で様子を見る」「30代以上で進行しているならフィナステリド+ミノキシジル外用を併用」「効果不十分ならデュタステリドに切り替え」など、段階的な治療も可能です。
自分に合った治療を見つけるためにも、専門医と二人三脚で治療方針を決めていきましょう。
AGA治療薬を入手する方法として、大きく以下の3つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
専門クリニックで医師の処方を受ける方法は、最も安全かつ確実なAGA治療薬の入手方法です。
フィナステリドやデュタステリドなどのAGA内服薬は日本では要処方箋医薬品であり、本来はクリニックでしか入手できません。
近年はオンライン診療の普及により、実際に通院せずとも医師の診察を受け、自宅に薬を配送してもらうことも可能になりました。ただし、いずれの場合も医療機関を介している点は同じです。
クリニック処方のメリットは、以下の点です。
デメリットとしては、初診料や再診料などの費用が発生することが挙げられますが、近年は価格競争も進み、リーズナブルなクリニックも増えています。また、通院の手間もオンライン診療の登場で大幅に軽減されています。
医師の管理下で正規品を入手し、適切なフォローを受けながら治療を進められることが、クリニック処方の最大のメリットと言えるでしょう。
AGA治療薬をクリニックで処方してもらいたい方向けに、「AGA治療がおすすめのクリニック」をご紹介しています。あなたに合ったクリニックを選ぶための参考にしてみてください。
ネット上には「個人輸入すれば安く買える」「通販で簡単に入手可能」といった情報も見られますが、この方法は健康被害のリスクが非常に高いためおすすめできません。
個人輸入でAGA治療薬を購入する際の主なリスクには、以下のようなものがあります。
偽物・粗悪品のリスク | ・有効成分量が不適切な製品が多数流通している ・全くの偽物が販売されているケースも報告されている ・外見だけでは真贋の見分けが非常に困難 ・体内に摂取するものだけに健康被害の危険性が高い |
適切な使用法・用量がわからない | ・説明書が英語など外国語で書かれていることが多い ・専門的な医学知識なしに自己判断で用量設定することになる ・誤った使用方法で効果が得られないことがある ・過剰摂取による思わぬ副作用リスクがある |
副作用発生時の対処ができない | ・医師の診察なしに入手した薬で副作用が出ても適切な治療を受けにくい ・肝機能障害などの副作用は放置すると深刻化する恐れがある ・副作用が出た際の薬の継続・中止判断を自己責任で行わなければならない ・緊急時の専門的なアドバイスが受けられない |
法的・保証面の問題 | ・個人輸入は全て自己責任が原則となる ・副作用が出ても公的な副作用被害救済制度の対象外となる ・医薬品副作用保険等の保証も適用されない ・健康被害が生じても法的な保護を受けにくい |
厚生労働省や製薬企業も注意喚起をしているように、AGA治療薬は本来、医師の診察を受けて処方されるべきものです。
「安いから」という理由だけで個人輸入を選ぶことは、健康を大きく損なうリスクを冒すことになりかねません。
日本国内でドラッグストアや薬局で購入できる市販のAGA治療薬は、ミノキシジル外用薬(第一類医薬品)のみです。リアップなどの商品名で販売されており、薬剤師のいる店舗や通販サイトで購入が可能です。
医師の処方は不要ですが、購入時に薬剤師による説明を受ける必要があります。
市販ミノキシジル外用薬のメリットとしては、以下が挙げられます。
一方で、デメリットもあります。
効果の限界 | ・ミノキシジル単独ではAGAの根本原因(DHT)に作用しないため、効果に限界がある |
継続使用の手間 | ・1日2回の塗布が必要で、継続的な使用には手間がかかる |
法的・保証面の問題 | ・個人輸入は全て自己責任が原則となる ・副作用が出ても公的な副作用被害救済制度の対象外となる ・医薬品副作用保険等の保証も適用されない ・健康被害が生じても法的な保護を受けにくい |
市販のミノキシジル外用薬は、軽度の薄毛であれば一定の効果が期待できますが、中等度以上のAGAには、フィナステリドなどの内服薬との併用が望ましいとされています。
しかし、内服薬の入手にはクリニックでの処方が必要となります。
結局のところ、AGA治療は専門クリニックでトータルにプランを組んでもらうのが、もっとも確実で安全な方法と言えるでしょう。医師の適切な診断のもとであれば、最適な処方が受けられますし、万一副作用が起きても迅速に対応してもらえます。
費用面でも、近年はオンライン診療の普及で価格競争が進み、個人輸入と大差ないリーズナブルなクリニックも増えています。なにより「本物の薬」で「専門家のフォロー」を受けながら治療できる安心感は代え難いものがあります。
個人差はありますが、早い人で3ヶ月、一般的には6ヶ月ほどで効果を実感し始めるケースが多いです。例えばフィナステリドの場合、飲み始めて数ヶ月で抜け毛の減少や産毛の発生に気づく人が増え、1年以内には約7~8割の方が発毛効果を感じるとも言われます。
ただし髪の毛のヘアサイクル上、劇的な変化は数週間で起こるものではありません。最低でも半年~1年は継続し、ゆっくり改善していくイメージを持ちましょう。また、治療開始直後に起こる初期脱毛は一時的なものなので心配不要です。
AGA治療薬は効果が出ている間は継続することが基本です。AGAは進行性の脱毛症で完治が難しいため、薬をやめてしまうとまた元の薄毛状態に戻ってしまうのが一般的です。せっかく生えた髪が再び抜けてしまい、「今までの治療が無駄になった…」と後悔する可能性が高いでしょう。
したがって、多くの方は効果維持のため長期間(数年~それ以上)服用を続けます。将来的に画期的な治療法が登場すれば別ですが、現状では「AGA治療にゴールはない」と心得ておきましょう。
ただし、ずっと同じ量を飲み続ける必要はなく、症状が安定したら維持量に減量するなど主治医と相談しながら調整することも可能です。副作用やライフイベントで一時中断したい場合も、自己判断でやめず必ず医師に相談してください。
AGA治療薬と併用に注意が必要な薬剤はいくつかあります。特にミノキシジル内服薬は血圧を下げる作用があるため、他の降圧剤と併用すると血圧が過度に低下する恐れがあります。また、フィナステリドやデュタステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能に影響する薬との併用には注意が必要です。
さらに、一部の抗真菌薬や抗HIV薬なども薬物相互作用が報告されています。そのため、他に服用している薬やサプリメントがある場合は、必ず医師や薬剤師に伝えるようにしましょう。処方を受ける際には現在使用中の全ての薬について伝えることが重要です。
AGA治療薬を使用できない、あるいは注意が必要なケースがいくつかあります。まず、フィナステリドやデュタステリドは以下の方には禁忌とされています。
ミノキシジル(特に内服薬)については以下の方は注意が必要です。
また、現在何らかの疾患で通院中の方や、他の薬を服用中の方は必ず主治医に相談してから使用を検討するようにしましょう。
女性の方が使えるのはミノキシジル外用薬のみです。フィナステリドやデュタステリドは男性ホルモンに作用する薬であり、女性(特に妊娠の可能性がある方)には投与禁止となっています。これは妊婦が誤って服用すると胎児の発育に影響を及ぼす恐れがあるためです。
一方、ミノキシジルの塗り薬はホルモンに影響しないため女性の薄毛(FAGA)にも広く用いられており、一定の発毛効果が期待できます。市販の女性用リアップなども利用可能です。ただし女性の薄毛は原因が男性とは異なる場合も多く、貧血やホルモン異常など他の要因が隠れているケースもあります。自己判断せず、女性の薄毛治療に詳しい皮膚科・美容皮膚科で相談されることをおすすめします。
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